迷いと決断=人生

勉強が得意な子供だった。

進研ゼミをためずにやり、テストは毎回90点以上。

正解を答えることが得意だった。

 

決められたこと、やるべきことをやることに長けていた。

迷わず頑張ることができるから。

 

一方で、何かを決めることは今になっても苦手である。

さいころから、レストランに行ってもなかなか何を食べるか決められない。

中学、高校、大学と、毎回どの部活、サークルに入るか人一倍悩んだし、決めるのに時間がかかったし、人一倍他人が何を選ぶのかを気にした。

高校受験、大学受験では、なるべくいい学校に入ろうととにかく勉強を頑張ることはできたが、受かった中からどこに行くかについて、泣くほど悩んだ。

就職活動では、頑張り方も分からず、なにかしら行動はするものの、空回りばかりだったように思う。

 

世の中には決まった正解がないことばかりなのに、

決まった正解が、最善がどこかにあるのではないかと思い、迷い、他人の決断ばかり気になり、考えすぎて何が何だかよくわからなくなりながら、ぼろぼろになって泣きながら決断をすることばかりだ。

 

石橋をひびが入るまでたたいて、

でもほかに行くあてもないので、恐る恐る渡るタイプである。

 

現状に満足できたことがない。

常に、今の自分にOKを出せず、

「もっとこうならなきゃ」「○○ができるようにならなきゃ」と思ってしまう。

人生はやり直しがきかない。なるべく間違えないように。

気づかないうちに人生においても高得点を目指しているのかもしれない。

 

生きづらい。決断をするのが苦手だ。迷いすぎる。

苦しくない迷い方を教えてほしい。失敗を恐れないことか?

人生赤点でもいいじゃないか、と決断を

覚悟を、持てるようになりたい。